おせち料理とは？まずは基本をおさらい！
お正月に食べる特別な食事、それが「おせち料理」です。
日本の伝統的な食文化の一つで、「家族の健康や幸せを願って作られる料理」として、昔から食べられています。
おせちの最大の特徴は、何段かの重箱にたくさんの種類の料理が詰められていることですね。
この重箱にも、それぞれの料理にも意味があるんですよ。
それぞれの食材に込められた願いを知ると、おせちをもっと楽しめます。
そもそも「おせち」ってどういう意味？
「おせち」は、もともと「お節（おせち）」という言葉が使われていました。
「節」は「大切な日」や「特別な日」を意味しています。
たとえば、ひなまつりやこどもの日、七夕など、桃の節句とか端午の節句とか言いますよね。
これらも「節（せつ）」の一つです。
その中でもお正月は、昔から「年神様（としがみさま）」という神様を迎える日として最も大切な節であり、特別なお祝いが行われる日です。
「おせち料理」は、そのお正月という特別な日をお祝いするために食べられるものなのです。
「御節（おせち）」の起源はいつ？中国由来の風習って本当？
おせち料理の起源は、中国の風習にさかのぼります。
中国では、昔から「節句（せっく）」という特別な日を祝い、その日に食べる料理を準備していました。
その考え方が日本にも伝わり、平安時代には日本でも「お節」として、お正月にお祝いの料理を作るようになったのです。
おせち料理は、もともと神様にお供えするための料理として始まり、その後、家族や親しい人々と一緒に食べるようになりました。
なぜお正月に食べるようになったの？
おせち料理は、「年神様（としがみさま）」という神様を迎えるために食べる料理です。
年神様は、その年の豊作や家族の幸せを見守ってくれる神様です。
そのため、年神様に「今年も良い年になりますように」と願いを込めて、おせち料理を食べるのが日本の伝統です。
さらに、おせち料理はお母さんが料理を作る手間を省くためにも役立ちました。
おせちには長期間保存できる食材が使われており、これをお正月の間に食べることで、3日間くらいは料理をしなくても済むという工夫がされています。